院長から

はじめに

初めまして。
この度、大井競馬場内に渋谷ホースクリニックを開設いたします、渋谷 誠(しぶたに まこと)と申します。

私が競走馬の獣医師になろうと思ったのは、2006年の3月。つまり、大井競馬場・増山ホースクリニックに入社する直前でした。

というのも、私は日本中央競馬会の調教師を目指していたからで、そのために日本獣医畜産大学に入学しましたし、その後も競走馬の育成牧場にて厩務員として勤務していました。

元々中学生の頃、競馬に興味を持ち、徐々に詳しくなるに連れ、その中で『なぜ、競走馬は走ったり走らなかったりするのか?』ということを考えるようになりました。

その問題を最も明確に究明することができる職業、それが調教師ではないかと考えたからです。

しかし、日本中央競馬会の競馬学校の試験に合格できず、路頭に迷っていたところで、競走馬の獣医師でもその問題の究明に近付けるだろうか?と考え、大井競馬場・増山ホースクリニックでお世話になることとなりました。

それから早15年。以前より、少しはその答えがわかりかけてはいますが、はっきりとはまだわかっていません。もしかすると、一生わからないままかもしれません。

その答えを導き出すべく、また、少しでもその答えに近付けるよう、これからも厩舎の皆さんの力になりつつ、協力を得つつ、一頭一頭の競走馬たちと向き合って診察して参ります。

また、そのためのパートナーを募集しております。

引き続き、これからもご指導、ご愛顧のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。


2021年7月
渋谷 誠
ばんえい帯広競馬場にて。(協力;皆川厩舎の皆さん)
ばんえいG1ホースの、オレワスゴイという子です。
なぜか、私服で裸馬に乗らされています(笑)
バランスが悪いので、走り出すとこうなります(怖っ)
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